マンションの内覧や申込みで、意外と必ず聞かれるのが「管理費と修繕積立金」です。
ここが高いと不利?安いと有利?って、単純な話でもなくて、買主は“管理がちゃんとしてるか”を見ています。
なので、数字の勝負じゃなくて、安心してもらう見せ方を整えます。
このページで整理できること
目次
先に結論です。管理費・修繕積立金は、高いか安いかだけで決まりません。
買主が見ているのは、ざっくり言うと「このマンション、ちゃんと持つ?」です。
安心されやすい方向:
買主が気にするのは、月額そのものより「何に使われているのか」「将来どうなりそうか」です。
| 項目 | 買主が気にする点 | 説明の方向 |
|---|---|---|
| 管理費 | 管理体制(清掃、管理人、共用部の状態) | 共用部が整っている、管理人の有無など |
| 修繕積立金 | 将来の修繕が回るか(不足しないか) | 修繕計画、直近の大規模修繕、積立の状況 |
| 駐車場・駐輪場など | 利用条件、空き状況 | 現状のルールを短く |
| 一時金(徴収の可能性) | 急に大きい負担が来ないか | 過去の徴収有無、予定の有無 |
コツ:「高いけど安心」か「安いけど将来不安」か、買主はそこを見ます。数字だけ出すより、背景を添えるのが効きます。
次のパターンは、買主が不安になりやすいので、先に説明を用意しておくとラクです。
| パターン | 不安の理由 | 先に用意する説明 |
|---|---|---|
| 積立金が安すぎる | 将来不足して一時金が来るかも | 修繕計画の有無、直近の修繕状況 |
| 積立金が上がる予定がある | 負担が増える | いつから・どれくらい・理由(計画) |
| 一時金の徴収歴がある | また来る? | 何のために、今後の予定はあるか |
| 管理会社や管理組合の情報が曖昧 | 運営が不透明に見える | 管理会社名・連絡先、総会資料の有無 |
独り言:安い方が正義だと思いがちなんですけど、マンションは“将来の修繕”があるので、安いほど不安が出ることもあるんですよね。
ここは、説明の型を持っておくと強いです。短く、事実で。
説明の型(この順で)
| 例(短く) | 説明文 |
|---|---|
| 標準的なケース | 「管理費__円、修繕積立金__円です。共用部は定期清掃が入り、管理のルールも整っています。大規模修繕は__年に実施(または予定)で、積立金の改定予定は現状__です。」 |
| 積立金が上がる予定がある | 「__年から段階的に改定予定があります。修繕計画に沿ったものとして説明されています(資料あり)。」 |
回答:「共用部の管理(清掃・管理人など)と、将来の修繕に備える費用です。修繕計画や総会資料で確認できます。」
回答:「予定の有無は管理組合の方針によります。総会資料や修繕計画で確認できるので、分かる範囲の資料を用意しています。」
回答:「安い場合は将来不足が心配されることがあり、高い場合は備えが厚いと見られることもあります。大事なのは修繕計画や実績なので、その点を確認できる資料で説明します。」
回答:「総会資料があり、管理会社も入っています(管理会社名:__)。共用部の掲示や清掃状況などからも管理状態は確認できます。」
やることを増やさず、情報を整える順番だけ決めます。
小さな失敗(ありがち)
「たぶん大丈夫だと思います」と曖昧に答えてしまって、相手の顔が曇ったことがあります。数字の話は、断定よりも「資料で確認できる」が一番安心されやすいです。