囲い込みっぽい時の見分け方|不動産売却で「情報が止まる」サインと確認の順番

囲い込みは“絶対にそう”と決めつけるより、「反応が弱い理由」と「情報が止まっている箇所」を切り分けるのが先です。内覧ゼロ・問い合わせ少ない時に確認したい質問テンプレと、改善させる順番をまとめます。

囲い込みっぽい時の見分け方(不動産売却)

売却を任せているのに、なんだか話が前に進まない。

内覧が入らない。問い合わせの話が出ない。報告が薄い。

こうなると「もしかして囲い込み…?」って不安になりますよね。

このページで整理できること

  • 囲い込み“っぽい”サイン(決めつけずに見分ける)
  • 反応ゼロの「普通の理由」との切り分け
  • 角を立てずに確認する質問テンプレ
  • 改善させる順番(変わらない時の逃げ道も)

結論:「情報が止まる」「説明が薄い」が続いたら疑う

囲い込みは、ざっくり言うと「買主側も自社で取りたいから、他社からの客付け(買主探し)が入りにくい状態を作る」イメージです。

ただ、外からは断定できません。

だから最初は“反応が弱い理由”“情報が止まっている箇所”を分けて見ます。

見分けの軸:結果(内覧が少ない)だけじゃなく、途中の数字(問い合わせ・案内打診・断った理由)が出てくるかどうか。

まず切り分け:内覧ゼロには「普通の理由」もあります

状況 普通に起きる原因 先に聞くと早いこと
内覧が入らない 価格が相場から外れている/写真・見せ方が弱い/時期(繁忙期外) 反響(問い合わせ)件数と、見送り理由の内訳
問い合わせはあるが案内に繋がらない 条件が合っていない/内覧の枠が少ない/返答が遅い 案内打診の件数、日程提案の回数
値下げの話だけ早い 競合物件が強い/相場が動いた 競合の具体例(同条件の物件)と比較ポイント

ここ大事:「囲い込みかも」で止まるより、数字で会話できる状態にすると、改善も切替も一気にやりやすくなります。

囲い込みっぽいサイン:この形が揃うと怪しさが上がる

  • 反響(問い合わせ)の数字が出てこない(「少ないです」だけで終わる)
  • 他社からの案内打診の話が出ない(ゼロなのか、断ってるのか不明)
  • 活動報告がふわっとしている(やったことは言うが、結果がない)
  • 写真・掲載内容の改善提案がない(変える余地があるのに放置)
  • 値下げだけ強めに来る(根拠が薄い、比較物件が出ない)
  • 「今は水面下で…」が長い(期限がない、説明が増えない)
  • 聞いた瞬間に嫌がる(数字・根拠・一覧を求めると機嫌が変わる)

この中で2〜3個なら、まだ様子見でもOKです。

でも「数字が出ない」+「値下げだけ早い」+「報告が薄い」が揃うと、いったん確認した方が安心です。

角を立てずに確認する:質問テンプレ(そのまま使えます)

連絡文テンプレ(丁寧だけど逃げにくい)

お世話になっております。状況を把握して判断したいので、直近2週間(または1か月)の活動を、数字で共有いただけますか。

・反響(問い合わせ)件数(媒体別でも分かれば)
・案内打診の件数(他社からの打診含む)
・実施できた内覧の件数
・見送り理由の内訳(価格/立地/間取り/築年数など)
・次の2週間で改善する点(写真・掲載文・条件調整など)

こちらも内覧枠の調整など協力しますので、判断材料としてお願いします。

狙い:責める言い方をせずに、数字と次の改善を出してもらう形です。ここで具体が出るなら、囲い込み不安はかなり小さくなります。

改善させる順番:不安を減らしながら前に進めるStep1〜3

  1. Step1:活動の「数字」を出してもらう(反響・案内打診・内覧・見送り理由)
  2. Step2:次の2週間でやる改善を決める(写真差し替え、掲載文、内覧枠、条件の調整)
  3. Step3:期限を決めて見直す(例:2週間後に数字で再確認→変わらなければ契約を見直す)

小さなコツ:「値下げ」の話は、最後に回して大丈夫です。先に露出と反響の改善をやって、それでも弱い時に判断した方が納得しやすいです。

変わらない時の逃げ道:媒介契約を見直す

数字の共有も改善も弱いままなら、契約の形を見直すのが安全です。

選択肢 狙い 向いている状況
担当変更を依頼 同じ会社のまま流れを変える 会社自体は信頼できるが担当が合わない
媒介の切替を検討 他社からの客付けが入りやすい形に寄せる 他社経由の内覧が極端に少ない
別会社へ変更 前提から変える 説明が薄い・数字が出ない状態が続く

判断の置き場所:「疑って勝つ」より、売れる確率が上がる動きを選ぶ方が、精神的にもラクです。

質問と回答

質問:囲い込みって、直接「やってますか?」って聞くべき?

回答:いきなりそれを言うと、話がこじれやすいです。まずは活動の数字改善の約束を出してもらう方が、結果的に早いことが多いです。

質問:内覧が入らない=囲い込み、で決めていい?

回答:それだけでは決めない方が安全です。価格・写真・競合・時期でも普通に起きます。だからこそ、問い合わせ→案内打診→内覧の途中の数字で切り分けます。

質問:数字を出してくれない時はどうする?

回答:その時点で不安は残りやすいです。期限を決めて改善が見えないなら、担当変更や契約の見直しを検討すると、売却全体が動きやすくなります。

まとめ:疑う前に「数字」と「改善」を出してもらう

  • 囲い込みは断定より、情報が止まっている所を確認するのが先
  • 内覧ゼロでも普通の理由はある。だから数字で切り分ける
  • テンプレで「反響・案内打診・内覧・見送り理由」を出してもらう
  • 変わらないなら、期限を決めて契約を見直す

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