売り出してすぐに「少し下げましょうか」と言われると、不安になりますよね。
下げた方が売れるのは分かる。でも、下げる理由が薄いと、あとでモヤモヤが残ります。
このページは、値下げが必要な時と、安く誘導されてるかもしれない時を、混ぜずに切り分けます。
このページで整理できること
値下げ自体が悪いわけではありません。
ただ、売主が不利になるのは、根拠が薄いまま決断してしまう時です。
判断の軸:「早く売る」より先に、売れるための材料(反響・競合・見送り理由)が揃っているか。
| サイン | 何が気になる? | その場で返す一言 |
|---|---|---|
| 値下げ提案が早い(反応の検証前) | 「試す順番」が飛んでいる | まず反響と見送り理由を数字で見たいです |
| 根拠がふわっとしている | 比較物件・期間・成約ラインが出ない | 近い条件の成約事例と、競合一覧をください |
| 他社からの内覧打診の話が出ない | 市場の反応が見えていない可能性 | 他社からの案内打診が何件か教えてください |
| 「買主が強い」だけで交渉が進む | 交渉材料が見えない | 相手の条件と、こちらの落とし所を整理したいです |
| 価格以外の改善提案がない | 写真・掲載文・見せ方の改善余地を放置 | 価格以外で改善できる点も一緒に出してください |
この2つが同時に出ると要注意:
逆に、値下げが合理的なケースもあります。
| 状況 | よくある理由 | やること |
|---|---|---|
| 反響(問い合わせ)が明らかに弱い | 相場から外れている/競合に負けている | 競合比較で「どこが負けてるか」を特定 |
| 内覧は入るのに決まらない | 見た瞬間の弱点(匂い・暗さ・動線など) | 見送り理由を回収して、改善→再検証 |
| 競合が増えた/相場が動いた | 同条件の物件が先に売れていく | 「成約した価格帯」に合わせて再設計 |
ポイント:値下げが必要かどうかは「感覚」ではなく、市場の反応(数字)で決めると納得しやすいです。
連絡文テンプレ
お世話になっております。値下げ判断をしたいので、根拠を数字で共有いただけますか。
① 直近2週間(または1か月)の反響(問い合わせ)件数と、見送り理由の内訳
② 内覧件数(実施できた数)と、内覧後の反応(どこで止まったか)
③ 競合物件の一覧(同じエリア・広さ・築年数の近いもの)と、成約事例があればその価格帯
④ 今の価格の「想定成約ライン」と、そこに届かせるための改善案(価格以外も)
いただいた情報を見た上で、価格調整の幅と時期を決めたいです。
狙い:値下げを否定するのではなく、判断材料を揃えるお願いにしています。これで具体が出るなら、変に疑い続けなくて済みます。
コツ:「いくら下げる?」より、先に“なぜ今なのか”を固めると、決断しても後悔しにくいです。
回答:それだけでは決めない方が安全です。相場や競合で早めの調整が合理的な時もあります。だからこそ、反響・内覧・見送り理由の数字で切り分けます。
回答:責める言い方を避けて、「判断したいので数字で共有ください」と伝える形なら角が立ちにくいです。テンプレのまま送っても大丈夫です。
回答:写真の撮り直し、掲載文の改善、内覧枠の増やし方、見せ方の工夫などです。価格だけ動かす前に、反応が変わる余地を一回見ておくと納得しやすいです。