仲介手数料って、金額が大きいので「下げられるなら下げたい」と思うのが自然です。
ただ、値引き交渉はやり方次第で損になることもあります。
このページでは、交渉する前に知っておきたい注意点と、失敗しにくい聞き方を整理します。
このページで整理できること
手数料が少し下がっても、売り方が弱くなって値下げが増えたら、トータルでは損になりやすいです。
なので順番としては、
①売り方(作戦)を確認 → ②やることの中身を揃える → ③それでも値引きを相談
この順がいちばん後悔しにくいです。
| パターン | 起きがちなこと | 避け方 |
|---|---|---|
| 最初から値引きが主目的 | 「価格だけの話」になって売り方が薄くなる | 先に売り方・活動内容を聞く |
| 値引きの代わりに動きが弱くなる | 写真・広告・内見対応が最低限になりやすい | やること(作業)を明文化してから相談 |
| 交渉がこじれて関係が悪くなる | 報告が遅い、温度感が合わない…が積み重なる | 角が立たない言い方で、判断軸を共有する |
よくある落とし穴:「手数料を下げたのに、売れ残って値下げ」。この形が一番きついです。手数料差より、売値の差の方が大きくなりやすいからです。
値引きを言う前に、次の3つを揃えておくと、話がぶれにくいです。
| 先に揃えること | 理由 | 確認の言い方 |
|---|---|---|
| 売り出しの作戦(期間と着地点) | 値下げの判断が早くなる | 「最初の1か月はどう動かしますか?」 |
| 活動内容(広告・写真・内見・報告頻度) | 値引きしても品質が落ちにくい | 「何をどこまでやるか、先に整理したいです」 |
| 弱点の織り込み(減点ポイント) | 交渉で崩れにくい | 「不利な点を先に言ってもらえますか?」 |
独り言:値引きって“言った瞬間は得した気分”なんですけど、あとで売れ方が鈍ると気持ちが一気に沈みます。先に売り方を揃える方が、結果が安定しやすいです。
ストレートに「下げてください」より、判断軸とセットで聞く方が、関係が崩れにくいです。
文例1(比較した上で、静かに相談)
「複数社で迷っています。売り方は御社が一番しっくり来ています。手数料について、調整の余地があるかだけ確認できますか?」
文例2(値引きより“中身”を優先してることを伝える)
「手数料を下げたいというより、売り方の中身を落としたくないです。活動内容はこのままで、条件だけ相談できますか?」
文例3(“代わりにやってほしいこと”をセットで)
「もし手数料が難しければ、写真の撮り直しや掲載文の改善など、反応を上げる作業を優先してお願いできますか?」
本音を言うと、手数料を少し下げるより、次の方が手取りに効くことが多いです。
| 代替案 | なぜ効く? | 頼み方 |
|---|---|---|
| 写真・見せ方の改善 | 反応が増えると交渉が楽になる | 「写真の弱い所を直して、反応を上げたいです」 |
| 値付けの作戦を明確化 | 値下げの判断が早くなる | 「いつ、いくらまで、どう動かすか決めたいです」 |
| 内見後のフィードバック運用 | 減点の潰し込みができる | 「内見後の反応を、次の改善に使いたいです」 |
考え方:手数料を削るより、値下げを減らす方が効くことが多いです。売れ方が良いと、交渉の空気が変わります。
回答:言い方によります。最初から“値引きありき”だと、関係が崩れたり、売り方が弱くなることがあります。先に売り方の中身を確認して、「迷っているので相談したい」という形が安全です。
回答:一概にそうではありません。値引きは会社の方針や担当者の裁量もあります。大事なのは「売れるまでの動きが具体的か」「不利な点を先に言えるか」です。
回答:おすすめは、査定比較が終わって「ここに任せたい」が固まった段階です。その上で、売り方(活動内容)を落とさない前提で相談すると、話がこじれにくいです。