「知り合いに売れば、仲介手数料がいらないよね?」
個人売買って、最初の見え方がすごく魅力的なんです。
でも現実は、“手数料が消える代わりに、揉めポイントが増える”ことが多いです。
このページで整理できること
個人売買は、うまくいけばスッと終わります。
でも、揉めるときはだいたいこの形です。
よくある流れ
最初は仲良し → 条件がズレる → 言いづらい → 余計にこじれる
不動産は金額が大きいので、「まあいいか」が積み重なると、後半で一気に重くなります。
仲介が入ると、
この辺を“仕事として”進めてくれます。
個人売買だと、ここを売主と買主が自分でやることになります。
つまり、トラブルが起きた時に、止めたり整えたりする役がいないんです。
一言でいうと:個人売買は「気持ちの近さ」と「手続きの重さ」が噛み合わないことが多いです。
個人売買で一番怖いのは、お金の段取りがふわっとすることです。
| よくあるズレ | 起きやすいこと | 最低限そろえること |
|---|---|---|
| 手付金の扱いが曖昧 | キャンセル時に揉める | 手付の金額・解除条件を文にする |
| ローンが通らない | 予定が崩れて気まずくなる | ローン特約の有無、期限を決める |
| 支払い・引き渡しの順番 | 「先に渡して」が出て危ない | 決済日に一括でそろえる(同日処理) |
お金は「信用」で進めるほど危ないです。信用があるからこそ、ルールを文にして守った方が関係が壊れにくいです。
引き渡し後に出やすいのは、こういうタイプです。
| 出やすい問題 | なぜ揉める? | 先にやるとラク |
|---|---|---|
| 雨漏り・漏水・配管 | 修理費が重い | 把握していることを告知書に残す |
| 設備(給湯器・換気扇など) | 生活に直撃する | 付帯設備表で「動く/不具合」整理 |
| 境界・越境・権利関係 | 話が難しくなる | 資料で確認(測量・登記など) |
注意:「現状渡しだから大丈夫」と思い込みやすいんですが、契約内容次第で扱いは変わります。ここを曖昧にすると後でしんどいです。
最後に揉めるのが、地味な引き渡し周りです。
| 揉めやすい所 | よくあるパターン | 先に決める一言 |
|---|---|---|
| 残置物 | 「これは置いていくと思ってた」 | 「残す物/撤去する物」を一覧にする |
| 鍵と引き渡し日 | 先渡しの圧が出る | 「決済日=引き渡し日」に合わせる |
| 固定資産税などの精算 | 後から金額の話になる | 日割り精算の有無を決める |
事情があって個人売買を選ぶなら、「仲介なし」でも手続きはプロ仕様に寄せた方が安全です。
最低ラインのチェック
個人売買は「手数料が浮く」より、「揉めない仕組みを買う」方が大事になることが多いです。ここを軽く見ると、後半が重くなります。
回答:得になることもあります。でも、契約やお金の段取りで揉めると、時間も気持ちも持っていかれやすいです。手数料は「間に入って整える費用」でもあるので、そこまで含めて比較すると判断が落ち着きます。
回答:むしろ知り合いほど、言いづらさが出てこじれやすいです。だからこそ、条件を文にして淡々と進める方が関係が守れます。
回答:契約書や登記、決済の段取りが絡むので、専門家に確認できる体制を作っておくと安全です(ケースによって適切な窓口は変わります)。少なくとも「契約書をどう整えるか」と「決済・引き渡しをどう同日にそろえるか」は先に固めた方がいいです。