不動産を売る年って、「税金(譲渡所得)」だけじゃなくて、住宅ローン控除の扱いも一緒に動くので、地味に迷います。
ここは、ポイントを3つに分けるとスッキリします。
このページで整理できること
住宅ローン控除は、ざっくり言うと「その年の年末まで住み続けているか」が大きな分かれ目です。
なので、売却や転居がある年は、ここを先に確認すると迷いが減ります。
| その年の状況 | 住宅ローン控除の考え方 | 先に見るポイント |
|---|---|---|
| 年末まで住んでいる | 控除の対象になりやすい | 年末調整(または確定申告)での手続き |
| 年の途中で売った/引っ越した | 対象外になりやすい | いつ住まなくなったか(年末に住んでいるか) |
| 転勤など事情が混ざる | 例外や再適用が絡むことがある | 「いつ出たか」「戻る予定があるか」を時系列で整理 |
ひとこと:まずは「その年の12/31に、その家に住んでいる状態だったか」だけ確認すると、次の判断が一気にラクになります。
注意1:年末調整で「いつも通り出す」とズレることがある
売却や転居がある年は、住宅ローン控除の前提(年末に住んでいるか)が変わりやすいです。年末調整で提出する書類の扱いは、状況に合わせて見直すのが安心です。
注意2:住み替え+3,000万円控除は「組み合わせ制限」が出ることがある
旧居の売却で3,000万円控除などの特例を使う場合、新居側の住宅ローン控除(または関連控除)が、入居年や前後の年との関係で制限されることがあります。
注意3:「ローンが残って安く売った」は別の特例(損失の扱い)
住宅ローンが残っていて、売却価格がローン残高を下回る形だと、損失を他の所得と相殺したり、繰り越したりする特例が候補になることがあります。住宅ローン控除とは別枠なので、混ぜない方が安心です。
| パターン | 何が不安? | 着地点(考え方) |
|---|---|---|
| 今年売る。今の家で住宅ローン控除を取っている | 今年分も控除できる? | 「年末に住んでいるか」が分かれ目。売却・転居の時期を先に確定 |
| 売って住み替える。新居で住宅ローン控除も取りたい | 旧居の3,000万円控除と両方いける? | 年(入居年・前年・前々年など)で制限が出ることがあるので、年を並べて確認 |
| ローンが残ったまま、安く売って損が出た | 税金どうなる? | 損失の特例(損益通算・繰越)側で整理。住宅ローン控除とは別枠 |
コツ:制度の細かい条文に入る前に、「年(いつ住んで、いつ売って、いつ入居したか)」だけ先に揃えると、確認がすごくラクになります。
回答:まず「年末までその家に住んでいる状態か」が分かれ目です。売却や転居の時期で前提が変わるので、日付を先に確定すると判断しやすいです。
回答:同じ年や前後の年の関係で、住宅ローン控除(または関連控除)が使えない扱いになることがあります。入居年・前年・前々年を並べて確認するのが安全です。
回答:住宅ローン控除ではなく、「譲渡損失をどう扱うか(損益通算・繰越)」の話になることがあります。別枠で整理すると、混乱が減ります。