不動産を売ったあと、「これって経費になる?」が一番モヤっとしますよね。
でも、考え方はシンプルです。
“売るために直接かかったか”。まずここで大きく分かれます。
このページで整理できること
| 分類 | ざっくり意味 | よくある例 |
|---|---|---|
| ① 取得費(買った時+価値を上げる改良) | 「買うため」「良くするため」にかかったお金 | 購入代金の一部、登記費用、改良工事(条件あり) |
| ② 譲渡費用(売るために直接かかった) | 「売るために必要だった」費用 | 仲介手数料、測量費、解体費(条件あり)、印紙 |
| ③ 入りにくい(生活・維持・気分) | 売却と関係が薄い/生活側の出費 | 引っ越し代、日常の掃除、家具家電の購入、火災保険 |
ポイント:「経費にできそうか」より先に、どの分類の話かを決めるとスッキリします。譲渡費用に入らなくても、取得費側に寄ることもあります。
譲渡費用は、言い方を変えるとこうです。
その支出がなかったら、売れなかった(売れにくかった)と言えるか。
譲渡費用に入りやすい代表
見分けのコツ:領収書に「測量」「解体」「仲介手数料」みたいに、目的がハッキリ書いてあるものほど整理しやすいです。
取得費は、売却の利益を考えるときの「土台」になります。
ざっくりは買った時にかかったお金ですが、工事費が混ざると迷いやすいです。
| 種類 | 考え方 | 例 |
|---|---|---|
| 購入に付いてきた費用 | 買うために必要だった費用 | 登記関連、司法書士費用など |
| 改良(価値アップ寄り) | 建物や設備の価値を上げる・寿命を伸ばす | 間取り変更、増築、設備のグレードアップ等(内容次第) |
| 修繕(維持寄り) | 元に戻す・保つ(生活の延長) | 壊れた所を直す、軽い補修(内容次第) |
ここは無理に決めないでOK:工事費は「改良っぽい/修繕っぽい」で揺れます。まずは契約書・見積・請求書をまとめて、内容を見てから仕分けが安全です。
ここは期待しやすいんですが、基本は慎重ゾーンです。
入りにくい例(目安)
ただし「売却のために直接必要だった」と説明できるものは、例外的に扱いが変わることもあるので、迷うものは保留で残しておくのが安全です。
ここ、聞かれがちです。
着地の考え方はこうです。
判断軸:「売却に直接必要だった」と言えるか/単なる生活の延長か。
たとえば売却に必要な条件(引渡し条件、契約上の対応)として発生したなら説明しやすいです。逆に“見栄えを良くしたい”だけだと弱くなりやすいです。
小さなコツ:最初から正解を当てにいかなくて大丈夫です。「候補」「保留」「入りにくい」で3段階にしておくと、作業が止まりません。
回答:売るために直接かかった費用なので、整理の軸としては譲渡費用側に寄りやすいです。領収書・明細を残しておくのが大事です。
回答:全部が同じ扱いになりにくいです。価値を上げる改良寄りか、維持の修繕寄りかで整理が変わりやすいので、まずは工事の内容が分かる書類(契約書・見積・請求書)を揃えるのが先です。
回答:生活側の出費になりやすいので、基本は慎重に見たほうが安心です。迷うなら保留にして、売却との“直接性”が説明できるかで整理します。