媒介契約でよく聞く「報告義務」って、簡単に言うと“いま何が起きてるかを定期的に知らせる約束”です。
ここが曖昧だと、売主側は「何も分からない時間」が増えて、不安だけが育ちやすいんですよね。
このページでは、報告義務の見方を「頻度」+「中身」+「聞き方」で整理します。
このページで整理できること
報告があっても、こういう内容だと不安は減りません。
安心につながるのは、次の2つが入っている報告です。
①数字:問い合わせ数/内見数/閲覧数など、動きを判断できる材料
②次の動き:写真の差し替え、掲載文の修正、見せ方変更、内見導線の改善など
ポイント:報告は「安心させる文章」ではなく、判断できる情報があるかで価値が決まります。
報告の頻度は、契約タイプによって目安が変わります。
一般媒介は「取り決めで決める」になりやすいので、契約前に言語化しておくのが大事です。
| 契約タイプ | 報告の目安 | 売主側の体感 |
|---|---|---|
| 一般媒介 | 取り決め次第(希望を伝えるのが前提) | 情報が散らばりやすいので、整理の軸が必要 |
| 専任媒介 | 定期報告の枠がある(目安:2週間に1回以上) | 窓口が一本で状況が追いやすい |
| 専属専任媒介 | より頻繁(目安:1週間に1回以上) | 状況が早く見えやすい(そのぶん中身が重要) |
注意:頻度だけ増えても、内容が薄いと意味がありません。報告は「何を入れるか」までセットで決めるのがコツです。
報告は、次の7点が入っていると一気に判断がラクになります。
コツ:「反響ゼロ」でも、掲載の見せ方を変えた/導線を整えたが分かると、“止まってない”が確認できます。
| 赤信号 | 起きやすいこと | 次にやる一言 |
|---|---|---|
| 数字が出てこない | 感想だけの報告になり、判断できない | 「反響数と内見数を毎回入れてください」 |
| 次の動きがない | “様子見のまま”時間が過ぎる | 「来週までに何を変えますか?」 |
| 報告が遅れる・抜ける | 信頼が落ちて、相談もしにくくなる | 「報告はメールで固定できますか?」 |
報告が弱いときは、責めるよりフォーマットを決める方がうまく進みます。人によって“報告の癖”が違うので、形を揃えるのが早いです。
そのまま送れる文
販売活動の状況を把握したいので、業務報告の方法を揃えたいです。
①報告は「文書またはメール」でお願いできますか
②頻度は(例:週1/2週に1回)でお願いできますか
③報告内容に、反響数(問い合わせ・内見)と、今週やったこと/来週やることを入れてください
可能なら、最初の報告からこの形でお願いできると助かります。
回答:増やせることが多いです。特にメールなら負担が少ないので、頻度を上げてもらいやすいです。大事なのは回数より、数字と次の動きが入っているかです。
回答:受けられます。ただし“自動で揃う”より、売主側が希望を言語化した方が整いやすいです。最初にフォーマットを決めるとスムーズです。
回答:「不安です」より「判断できる材料がほしい」で伝える方が穏やかです。反響数と、次にやることだけ入れてもらう形にすると、空気が荒れにくいです。