修繕履歴がない:どう説明する?|不動産売却で不安を増やさない伝え方テンプレ

修繕履歴が手元になくても売却は可能。買主が気にするポイント、思い出せない時の集め方、事実ベースで安心されやすい説明の型(メモテンプレ)を整理します。

修繕履歴がない:どう説明する?(不安を増やさない伝え方)

「修繕履歴、ありますか?」って聞かれると、手元になくてドキッとしますよね。

でも安心して大丈夫です。書類が全部そろっていなくても、売却は進められます。

大事なのは、完璧な証拠よりも、事実ベースで短く説明できる形に整えることです。

このページで整理できること

  • 買主が修繕履歴で気にしているポイント
  • 履歴がない時に集められる情報(思い出せない時の探し方)
  • 説明がラクになる「伝え方テンプレ」とメモ例

結論:履歴がなくてもOK。ポイントは「不安の芽」を先に摘む

先に結論です。修繕履歴が手元になくても、売却は進められます。

ただし、買主の不安は「履歴が無いこと」そのものより、見えない問題が隠れているかもに向かいます。

だからやることはシンプル:

  • 分かる範囲を事実として書く
  • 分からない所は分からないと書く(曖昧に盛らない)
  • 不安が出やすい所(雨漏り・水回り・設備)だけは現状を明確にする

買主が気にするのはここ:修繕履歴の“中身”

買主が見ているのは、「すごいリフォームをしたか」じゃなくて、もっと現実的な所です。

気にされやすいポイント 理由
水回り・漏水 生活に直結して、後から困りやすい 排水の詰まり/給湯器/水漏れの有無
雨漏り・外まわり 直すと大きくなりがち 過去に雨漏りがあったか、現在の状況
設備の年数 交換時期の目安になる 給湯器・エアコン・換気扇など
マンションの大規模修繕 管理状態の安心感につながる 大規模修繕の時期、直近の予定

コツ:買主は「全部新品」より、不安が出る所が説明できると安心しやすいです。

履歴がない時に集める情報:思い出せない前提で

思い出そうとしても出ない時、あります。なので「思い出す」より「拾う」ほうが早いです。

拾える情報 どこを見ればいい? 得られるもの
領収書・保証書 家電の説明書ファイル/書類箱/引っ越し段ボール 交換時期・品番・施工内容の手がかり
スマホの写真 写真フォルダ(検索:給湯器/キッチン/工事など) 工事時期の目安(年月が分かることも)
管理会社・管理組合(マンション) 管理会社に問い合わせ 大規模修繕の時期、修繕計画、管理状態の説明材料
業者の控え 名刺・メール・SMS・カレンダー履歴 いつ誰に頼んだかの足がかり
火災保険などの書類 保険関連のファイル 過去に修理対応があったかの確認材料

小さな失敗(ありがち)

「たしか数年前に直したはず」と曖昧に言ったら、あとで時期がズレていて気まずくなりました。思い出せない所は、最初から“不明”にしておいた方がラクです。

伝え方の型:短く、事実、範囲をそろえる

修繕履歴が薄い時ほど、言い方で安心感が変わります。

伝え方の型(この順で)

  • ①現状:いまどうか(使えている/不調がある)
  • ②時期:分かる範囲で(年だけでもOK)
  • ③内容:何をしたか(交換/補修/点検)
  • ④不明点:分からない所は不明と書く
項目 言い方の例(短く)
給湯器 「使用中。交換時期は不明(書類探索中)。不調は現在なし」
排水 「過去に詰まりあり(時期不明)。現在は問題なし」
雨漏り 「過去の有無:不明。現在の雨漏りは確認できていません」

避けたい言い方

  • 「たぶん大丈夫」みたいな曖昧な断定
  • 思い出ベースで年月を言い切る(ズレると不信になりやすい)
  • 長い言い訳(逆に不安を増やしやすい)

メモテンプレ:これだけ書ければ十分

紙でもスマホでもOK。これを書けると、説明が一気にラクになります。

修繕メモテンプレ(コピペ用)

・水回り(キッチン/浴室/洗面/トイレ):現在の不調(有/無)/過去の対応(分かる範囲)____

・給湯器:使用中/交換時期(分かる/不明)____/不調(有/無)

・雨漏り:現在(有/無)____/過去(分かる/不明)____

・電気:ブレーカーや照明の不調(有/無)____

・建具:ドア/窓/鍵の不調(有/無)____

・マンション(該当時):大規模修繕(実施年/予定)____/管理費・修繕積立の状況____

これだけでも強いです:「現在どうか」が書いてあると、買主の不安が下がりやすいです。

今日からの進め方:Step1〜3

やることを増やさず、順番だけ整えます。

  1. Step1:修繕を思い出すより先に、テンプレに「現在の状態」を埋める(不調の有無)
  2. Step2:拾える材料だけ拾う(領収書・保証書・写真・管理会社の情報)
  3. Step3:分からない所は「不明」として、事実ベースで説明できる形にする

迷いが減るメモ

・分かる:____(年・内容)

・分からない:____(不明でOK)

・現在の不調:有/無(あるなら場所:____)

質問と回答:よく不安になる所だけ

質問:修繕履歴がないと不利ですか?

回答:履歴がある方が説明はラクですが、決定的に不利とは限りません。むしろ、現在の状態が分かるように整理されていると安心されやすいです。

質問:どこまで正確に書かないといけませんか?

回答:分かる範囲で大丈夫です。言い切れない所は無理に埋めず、不明として扱った方が安全です。

質問:修繕が多いと逆に不安に見えませんか?

回答:見せ方次第です。「生活上の不調を都度手当てしてきた」と伝わると、手入れされている印象になります。大事なのは、長文にせず、事実を短くです。

まとめ:今日やること

  • ① 修繕履歴は完璧より「現在の状態」を先に書く
  • ② 領収書・保証書・写真・管理会社の情報で拾える分だけ拾う
  • ③ 分からない所は不明でOK。事実ベースで短く説明する

① カテゴリへ戻る ② 次のページへ