不動産売却の怪しい話の見分け方|騙されやすい注意サインと安全な断り方

「今すぐ決めれば高く売れる」「手数料を先に払って」など、売却では不安につけ込む話が混ざることがあります。怪しい注意サイン、確認すべき書類、角が立ちにくい断り方テンプレ、困った時の相談先を整理します。

怪しい話の見分け:注意サイン(不動産売却)

不動産売却って、金額が大きい分だけ「うまい話」も混ざりやすいです。

しかも相手が営業っぽい言い方をしてくると、「断ったら損するかも…」って焦りますよね。

このページでは、怖がらせたいんじゃなくて、怪しい話を早めに見分けて、安全に断れる形だけ整えます。

このページで整理できること

  • 「怪しい」の注意サイン(よくある型)
  • 言葉に流されない確認ポイント(書類・根拠・お金の流れ)
  • 角が立ちにくい断り方テンプレ
  • 困った時の相談先の目安

結論:「急がせる」「先に払わせる」「書面が出ない」が揃うと危険度が上がる

怪しい話って、内容より進め方にクセが出ます。

よくあるクセ なぜ危ない? 安全な返し
とにかく急がせる(今日だけ、今すぐ) 冷静な比較を止めるため 書面を見てから判断します
先にお金を求める(手数料・保証金) 回収されにくい支払いになりやすい 支払いの根拠と契約条項を確認します
書面が出ない/説明が口頭だけ あとで言った言わないになる 内容をメールでください

安心の軸:「決める前に、書面と根拠が揃うか」。これだけで、変な話の大半は自然に離れていきます。

注意サイン:このパターンは一回止まってOK

  • 「買主がいる」だけ言って、条件や根拠が出ない
  • 査定が極端に高い(相場の説明がない)
  • 値下げだけ早い/他の改善提案がない
  • 媒介契約を急がせる(今日サインしよう)
  • 手数料や費用を先払いさせようとする
  • 「他社に言うな」「内緒で」など、閉じた進め方
  • 質問すると不機嫌になる/話をそらす
  • 連絡が個人SNSだけで、会社としての記録が薄い
  • 免許番号や会社情報がはっきりしない

ポイント:一つだけなら誤解もあります。でも「急がせる+書面が出ない+先払い」が重なると、危険度が上がります。

言葉に流されない確認ポイント:見るのは3つだけ

見るもの 確認すること 理由
① 会社の正体 宅建業の免許番号、会社名、所在地、担当者名 最低限ここが曖昧だと危ない
② 根拠(価格の話) 近い成約事例・競合一覧・売り方(販売戦略) 高値トークだけだと後で値下げ誘導になりやすい
③ お金の流れ いつ・何に・いくら支払うかが契約書に書かれているか 先払いが絡むと取り戻しにくい

覚え方:「誰が言ってる?」「根拠は?」「お金はいつ?」この3つでほぼ見えます。

よくある「高い査定」に引っ張られないコツ

高い査定が出ると嬉しいです。分かります。

ただ、査定は「その価格で売れる」じゃなくて、言い方を変えると提案の一種です。

確認したいのはこの2つ

  • その価格で売れる根拠(近い成約・競合との比較)
  • 売れなかった時の次の打ち手(いつ、どう調整するか)

ここが揃っている会社は、話がブレにくいです。

逆に「高く出して、あとで下げましょう」は、売主が消耗しやすい形になりがちです。

怪しい時に送る:確認テンプレ(コピペOK)

テンプレ:書面と根拠を出してもらう

お世話になっております。判断材料を揃えてから進めたいので、以下をメール(または書面)で共有いただけますか。

・会社名/宅建業免許番号/担当者名
・査定(または提案価格)の根拠(近い成約事例、競合物件の比較)
・販売戦略(どの媒体で、どんな順番で、いつ見直すか)
・費用の発生タイミング(仲介手数料など)と、契約書の該当箇所

内容を確認でき次第、こちらも次の進め方を判断します。

断り方:角を立てずに終わらせるテンプレ

テンプレ1:比較検討で断る(万能)

ご提案ありがとうございます。現時点では他社とも比較しながら判断したいので、今回は見送ります。
条件が合うタイミングがあれば、こちらから連絡します。

テンプレ2:書面が出ない時に終わらせる

ありがとうございます。内容を確認できる書面がないと判断できないため、今回は進めません。
ご了承お願いいたします。

テンプレ3:先払い要求を断る

ありがとうございます。先払いを伴う形では進めない方針です。
支払いは契約書面と条件を確認した上で判断したいので、今回は見送ります。

万一「やばいかも」と思った時の動き(安全側の順番)

  1. Step1:やり取りを保存(メール、メッセージ、振込先、名刺、URLなど)
  2. Step2:支払い・署名は止める(「確認してから」でOK)
  3. Step3:第三者に相談(消費生活センター、自治体窓口、不動産の相談窓口など)

大事:怖い時ほど、口頭で戦わず、記録を残して“外に出す”ほうが安全です。

質問と回答

質問:「買主がいる」って言われたら信じていい?

回答:信じる前に、条件を出してもらうのが安全です。買付の状況、希望条件、スケジュールなど、話が具体に落ちるなら前に進みやすいです。具体が出ないなら一度止めてOKです。

質問:高い査定を出してくれた会社に頼むべき?

回答:査定額だけで決めない方が安心です。根拠(成約・競合)と、売れない時の見直し手順が揃っているかで判断すると、後からの消耗が減ります。

質問:個人のSNSで連絡してくるのは危ない?

回答:それだけで即アウトではないですが、会社としての記録(メール、書面、契約書)が薄いまま進むのは避けた方が安全です。最低限、会社名・免許番号・費用の扱いは書面で確認しましょう。

まとめ:怪しい話は「急がせる・先払い・書面なし」で見分けやすい

  • 注意サインは「急がせる」「先払い」「書面が出ない」の組み合わせ
  • 見るのは「会社の正体」「根拠」「お金の流れ」の3つだけ
  • 怪しい時は、書面で出してもらう。出ないならそこで終了でOK
  • 困ったら、記録を保存して第三者へ相談する

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