不動産売却 相場 調べ方の結論|最初に見る3つと確認手順

不動産売却の相場を調べるときに迷いやすい「見る単位・見る数字・見る比較対象」を3つに整理。売り出し前に損を避ける確認手順とチェック表。

不動産売却の相場の調べ方|最初に見る3つ

「相場を調べたのに、査定を出したら全然ちがう金額だった」

不動産の相場って、調べ方を少し間違えるだけで数字がズレます。

このページでは、相場を見るときに最初に見る3つだけに絞って、迷いが増えない順番で整理します。

このページで整理できること

  • 相場を見る「単位」(ここがズレると全部ズレる)
  • 見るべき数字(売り出し価格と成約価格の使い分け)
  • 比較対象(今の競合と直近の成約をセットで見る)

結論:まず「同じ条件の箱」を作らないと、相場は当たりません

相場を調べるとき、いちばん最初にやるのは「近い物件を集める」ことではなく、条件を揃えることです。

ここが曖昧だと、良い数字だけ拾ってしまって、あとで現実に引き戻されます。

揃える項目 ズレると起きること
物件タイプ マンション/戸建て/土地 価格の動き方が別物になる
エリア 町名・駅距離・学区の差 同じ駅でも相場が一段変わる
築年数 築10年/築25年 など リフォーム前提かどうかが変わる
広さ・間取り 60㎡台の3LDK など 単価が同じでも総額がずれる
条件 角部屋・階数・眺望・駐車場 「高い理由」を見落とす

目安:まずは「似てる物件」を5〜10件集めるより、条件を揃えた上で3〜5件を見る方がズレにくいです。

次に見るのは「売り出し価格」じゃなく「成約に近い数字」

相場でよくある勘違いが、「掲載されている売り出し価格=相場」になってしまうこと。

売り出し価格はスタート地点で、成約価格はゴールです。どっちも見ますが、役割が違います。

数字の種類 見え方 使いどころ 注意点
売り出し価格 ポータル等で見える 今の競合・値付けの雰囲気 「値下げ前提」が混ざる
成約に近い数字 査定・事例・周辺情報から推測 現実的な着地点の幅を作る 条件が揃っているかが最重要
㎡単価(坪単価) 比較しやすい 広さが違う物件の比較 特殊条件(角部屋等)に引っ張られる

小さな失敗あるある:昔、駅距離だけ合わせて相場を見たら、リフォーム済みの部屋が混ざっていました。見た目の数字は高くて気持ちいいんですが、同条件じゃないので参考にすると危ないです。

最後に「今の競合」を見て、値付けの肌感を合わせる

相場の幅ができたら、最後にやるのが「今、同じ土俵で売っている物件」を見て、値付けの肌感を合わせることです。

ここで見たいのは、価格そのものより価格の理由です。

競合チェックで見るところ

  • 写真の印象(明るさ・水回り・収納の写り)
  • リフォームの有無(いつ・どこを触ったか)
  • 管理費・修繕積立金(マンションはここで差が出る)
  • 駐車場や庭などの条件(戸建てはここで決まることが多い)
  • 売れ残りの気配(長く掲載・価格改定の痕跡)
見たポイント 読み取れること 自分の物件に当てはめる
同じ条件で高い物件 高い理由(リフォーム・眺望など)がある 理由が作れないなら同じ価格は危ない
安いのに売れない物件 価格以外の理由がある可能性 似た弱点があるなら先に対策を考える
ちょうど良い価格で動いてる物件 市場の「今の空気」 値付けの基準点にしやすい

コツ:相場は「一点を当てるゲーム」ではなく、幅を作って外さない作業です。幅ができると、査定がブレても落ち着いて判断できます。

10分でできる確認手順(この順番なら迷いが増えにくい)

  1. Step1:物件の条件を紙に書く(タイプ/エリア/築年/広さ/強み弱み)
  2. Step2:条件が近い競合を3〜5件だけ拾う(高い理由・安い理由をメモ)
  3. Step3:「現実的な幅」を作る(下限〜上限を決めて、どこを狙うか決める)

メモ用テンプレ

物件タイプ:___/エリア:___/築年:___/広さ:___㎡

強み(例:角部屋・日当たり):___ 弱み(例:階数・古さ):___

相場の幅(仮):下限___万円〜上限___万円 狙い:___万円

質問と回答:相場調べで止まりやすい所だけ

質問:売り出し価格だけ見て決めるのはダメ?

回答:ダメではないですが、そのままだとズレやすいです。売り出し価格は「今の競合」を見るには便利ですが、着地点の判断は別に用意した方が安全です。

質問:マンションと戸建てで相場の見方は変わる?

回答:変わります。マンションは管理費・修繕積立金・階数・方角で差が出やすく、戸建ては土地の条件(間口・道路・駐車)や建物の状態で差が出やすいです。まず「揃える条件」を物件タイプに合わせて決めるのが近道です。

質問:査定を出す前に相場を調べる意味ある?

回答:あります。相場の幅を持った状態で査定を見ると、「高い/安い」より先に「なぜその数字か」を冷静に確認できます。査定の比較が一気に楽になります。

まとめ:最初に見る3つ(ここだけでOK)

  • ① 相場を見る単位を揃える(同条件の箱を作る)
  • ② 成約に近い数字を意識する(売り出し価格は役割を分ける)
  • ③ 今の競合を見て、価格の理由を読む

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