売る前にリフォームした方がいいのかな…って、悩みますよね。
きれいにしたら高く売れそう。でも費用も大きい。しかも「やったのに回収できない」話もよく聞きます。
このページでは、直す前に見る順番を整理します。先に境界線を作ると迷いが減ります。
このページで整理できること
売却前の工事で一番多い失敗は、「お金をかけたのに価格が上がらない」です。
買う側は、リフォーム費用そのものをそのまま上乗せして評価してくれるわけではありません。
だから基本の考え方は、
直す目的=高くするためより、売れにくさ(減点)を消すため
この軸で見ると、「直す所」と「触らない所」が見えてきます。
迷ったら、直す対象はこの3つに絞るのが楽です。
| 分類 | 例 | 放置すると起きがちなこと |
|---|---|---|
| 安全(危ない) | 階段の手すり不安/床が抜けそう/漏電が疑わしい | 内見で一発アウトになりやすい |
| 機能(使えない) | 給湯器が不調/水が出ない/雨漏りの疑い | 交渉で強く値引きされやすい |
| トラブルの芽 | シロアリの疑い/配管の水漏れ/カビが広がる | 契約後の揉めごとに繋がりやすい |
独り言:「見た目をきれいにする」って気持ちは分かるんですけど、買う人が怖がるのは見た目より“後から出る問題”だったりします。
お金がかかる割に回収しにくいのは、だいたいここです。
| やりすぎになりやすい例 | 理由 | 代わりにやると効きやすいこと |
|---|---|---|
| キッチン・浴室の総入れ替え | 買主の好みが分かれる | 水回りの清掃・臭い対策・見え方の改善 |
| 内装を全面張り替え | 素材・色の好みが合わないと刺さらない | 壁紙の部分補修・照明で明るさを出す |
| 高級設備の追加 | 価格帯と客層が合わないと評価されにくい | 生活感を整えて「印象の減点」を減らす |
感覚:「工事で加点を取りに行く」より、「嫌がられる点を消す」方が、結果が安定しやすいです。
直すか迷うときは、これだけチェックすると決めやすいです。
判断軸1:その工事で「買う人の不安」が消える?
不安が消える工事(雨漏り・給湯器不調など)は効きやすいです。好みの工事は効きにくいです。
判断軸2:価格帯と客層に合ってる?
周りがリフォーム前提で買われる価格帯なら、設備を入れ替えても評価されにくいことがあります。
判断軸3:費用をかけた分、売値か売れやすさに返ってくる?
ここは想像で決めずに、仲介会社に「この工事をしたら、売り方はどう変える?」まで聞くと現実的になります。
| この状態なら… | 考え方 | 動き方 |
|---|---|---|
| 安全・機能に直結している | 交渉の材料になりやすい | 先に直す(または直す前提を明確化) |
| トラブルの芽がある(雨漏り疑い等) | 後から揉めやすい | 調査して、説明できる状態にする |
| 見た目だけ(好みが分かれる) | 費用回収が難しいことが多い | 掃除・片付け・明るさで印象を整える |
| 迷うグレー(設備は古いが動く) | 買主が自分でやりたいケースも多い | 現況の説明+必要なら価格側で調整 |
小さな失敗あるある:水回りを一式きれいにしてから出したのに、「好みが違うので自分で変えたい」と言われて、価格にはあまり反映されなかった…というパターン。気持ち的にダメージが残りやすいです。
回答:上がることもありますが、費用がそのまま上乗せされるとは限りません。効きやすいのは「安全・機能・トラブルの不安を消す」工事です。好みが分かれる工事は回収しにくいことがあります。
回答:動いているなら「現況の説明+交渉で調整」が合うことも多いです。ただし不調があるなら、買主の不安が一気に増えるので、修理・交換・調査のいずれかで説明できる形にすると安心です。
回答:その不安は自然です。大工事より先に、掃除・片付け・臭い・明るさ(照明やカーテン)を整えるだけでも印象はかなり変わります。工事は「不安を消すもの」から優先すると判断がぶれにくいです。