雨漏りとか、水漏れとか、設備の不具合。
売る側としては「大ごとにしたくない…」って思いやすいですよね。
でも実は、揉める原因は“不具合そのもの”より、説明のズレだったりします。
このページで整理できること
雨漏り系は、買主の不安が強い分、言葉がちょっとズレるだけで揉めやすいです。
なので、順番を固定します。
| 順番 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| 1 | 症状(見えた事実) | 天井に薄いシミ/クロスの浮き など |
| 2 | いつ(時期) | 2023年の台風の時/昨年冬ごろ |
| 3 | どのくらい(頻度) | その1回のみ/雨の強い日に数回 |
| 4 | 対応(した/してない) | 業者に点検依頼/補修した/未対応 |
| 5 | 不明点(分からないは分からない) | 原因は特定できていない |
この順番が強い理由
「言った/言わない」「軽いと思った/重いと思った」が起きにくくなります。事実ベースで、買主側の想像が暴走しにくい形です。
売主は「原因なんて分からない…」ってなりがちですが、買主が知りたいのは主にこの2つです。
買主が知りたい2点
だから「分からない」を隠すより、分かっている範囲を整えて伝えるほうが、結果的に揉めにくいです。
| 言いがち | 買主の受け取り | 言い換え |
|---|---|---|
| 「たぶん大丈夫です」 | 根拠がないと不安が増える | 「その後◯年、同様の症状は確認していません」 |
| 「軽い雨漏りでした」 | 軽いの基準が人で違う | 「天井に薄いシミが出た/水滴は確認していない」 |
| 「もう直ってます」 | 何をどう直したかが不明 | 「◯年◯月に業者補修(内容:◯◯)。以降再発なし」 |
| 「気にしなくていいです」 | 不誠実に見えやすい | 「把握している事実は上記です」 |
大事:ふわっと安心させる言葉ほど、あとで不信になります。安心は「事実+記録」で作る方が強いです。
そのまま使える文
【症状】リビング天井に、うっすらシミが出たことがあります。
【時期】2023年9月(強い雨の時)です。
【頻度】その1回のみで、以降は同様の症状を確認していません。
【対応】当時、補修はしていません(または、業者に点検/補修を実施)。
【不明点】原因の特定はしていません(点検で原因は◯◯と説明を受けました)。
把握している範囲の事実は上記です。
この書き方だと、「何が起きた」「いつ」「どれくらい」「何をした」「何が分からない」が揃うので、ズレが減ります。
そのまま使える文
【症状】洗面台下の収納内で、水滴(または湿り)を確認したことがあります。
【時期】2024年2月ごろです。
【頻度】その後、再発は確認していません。
【対応】業者に点検を依頼し、接続部の締め直し(または部品交換)をしました。
【不明点】壁内配管などは未点検のため不明です。
把握している範囲の事実は上記です。
そのまま使える文
【対象】給湯器(またはエアコン)
【症状】お湯の温度が安定しない(または異音が出る)ことがありました。
【時期】2024年冬ごろです。
【頻度】週に1回程度(または不定期)でした。
【対応】点検済み/修理済み(内容:◯◯)/未対応です。
【不明点】原因は特定できていません。
把握している範囲の事実は上記です。
「直してから売るべき?」って迷う所ですが、全部を直す必要はありません。
考え方はこの分け方がラクです。
| 状況 | おすすめの動き | 狙い |
|---|---|---|
| 原因がはっきり・費用が軽い | 補修して記録を残す | 説明が短くなる |
| 原因が不明・費用が読めない | 点検だけ検討(難しければ現状説明) | 不明点を減らす/後出しを避ける |
| 生活に直結して不安が強い | 点検・診断の結果を出す | 買主の安心材料になる |
現実的な落とし所:「点検だけして結果を渡す」は、直すより効くことがあります。買主の不安が一気に下がりやすいです。
コツ:「担当に言ったからOK」になりやすいので、書面に反映されたかだけは一回確認すると安心です。
回答:知っていることは、淡々と事実ベースで出した方が安全です。大げさに言う必要はありませんが、「後で出る」ほうが揉めやすいです。
回答:分からないのに「ない」と言い切る方が危ないです。不明なら不明で、点検するか、現状説明で出すかを選ぶほうが整います。
回答:無理に直さず、事実の整理と告知を先に整えるのが現実的です。点検だけでもできるなら、安心材料として強くなります。