営業トークが強い担当者に当たると、話の流れが早すぎて、気づいたら「はい」と言ってしまいがちです。
しかも不動産売却って金額が大きいので、後から「え、なんで決めたんだっけ…」が残りやすい。
このページでは、営業トークに飲み込まれないための返し方の型をまとめます。会話が苦手でも大丈夫なように、そのまま使える一言を用意しました。
このページで整理できること
強い営業トークは、気持ちを動かして決断を早めようとします。
だから対処はシンプルで、
感情の話をやめて、情報(具体)に戻す。
これだけで、空気が落ち着きます。
合言葉:「比較したいので、数字と手順でお願いします」
パターン1:今決めないと損です
「今日決めた方がいいですよ。動きが早いですから」
返し方:「比較した上で決めたいです。まず根拠の事例を3件だけ、条件が近い順に見せてください」
パターン2:うちだけが高く売れます
「この価格でいけるのはうちだけです」
返し方:「その価格の根拠を、成約事例で教えてください。条件差も含めて聞きたいです」
パターン3:まず出してみましょう(具体がない)
「とりあえずこの価格で。反応を見ましょう」
返し方:「反応が弱い場合、いつ何を変えますか?値下げの判断ルールまで先に決めたいです」
パターン4:専任にしてください(縛りが先)
「専任なら本気でやれます。だから専任で」
返し方:「専任にする前に、活動内容と報告のルールを固めたいです。週1報告と改善の期限は入れられますか?」
パターン5:不安を煽る(契約させたい)
「今逃すと、値下げになりますよ」
返し方:「不安は分かりました。だからこそ、最初の1か月の動きと、反応が弱い時の変更ルールを先に確認したいです」
強いトークには、質問で返すのがいちばん穏やかです。会話のハンドルがこちらに戻ります。
| 質問の型 | 聞き方 | 狙い |
|---|---|---|
| 根拠に戻す | 「根拠の事例3件を、条件が近い順にください」 | 話を現実に戻す |
| 行動に戻す | 「最初の1か月、何をどう動かしますか?」 | 実行力を見る |
| 変更ルールに戻す | 「反応が弱い場合、いつ何を変えますか?」 | ズルズルを防ぐ |
独り言:強い人ほど「今決める理由」を作るのが上手いです。でも、根拠と手順に戻すと、急に静かになります。
会話の途中で焦りが出たら、これを一回入れると落ち着きます。
安全装置の一言:「今日は決めません。比較して、明日までに返事します」
相手がプロでも、決めるのはあなたです。これを言っても態度が悪くなるなら、そこも判断材料になります。
回答:断る必要はなくて、「質問に戻す」で十分です。根拠・行動・変更ルールの3つに戻すと、会話が安全になります。
回答:急ぐ必要がある場面もありますが、たいていは「急がせた方が都合がいい」だけのことも多いです。根拠事例と、最初の1か月の動きが具体なら急いでもいいし、薄いなら急がない方が安全です。
回答:あります。だからこそ「強さ」ではなく「具体」で判断します。強くても、根拠と手順が揃っていればOK。強いのに薄いなら避けた方が安心です。