ローン審査が通らない時の次の動き|不動産売却で慌てない手順

買主のローン審査が通らないと、売却は止まりやすいです。まず確認すべきは「どの段階で落ちたか」「ローン特約の期限」「代替案(別銀行・頭金増・連帯保証など)の現実性」。売主側がやるべき次の動きを順番で整理します。

ローン審査が通らない:次の動き(不動産売却)

買主さんから「ローン審査が通りませんでした」と来ると、心臓がヒヤッとしますよね。

でも、ここで一番よくないのは、焦って値下げや条件変更を先に出してしまうことです。

まずは“どの段階で何が起きたか”を整理すると、次の一手が見えます。

このページで整理できること

  • ローン審査が通らない時に、まず確認する3点
  • 売主側が損を増やさない「次の動き」の順番
  • 担当者に送れる確認テンプレ(コピペOK)

結論:まずは「段階」「期限」「代替案の現実性」を確認

ローンが通らない時、売主側が先に見るのはこの3つです。

確認すること なぜ大事? 次の動きが変わる所
① どの段階で落ちたか 代替案が成立するかが変わる 事前審査/本審査/条件変更後
② ローン特約などの期限 契約上の扱いが変わる 期限内の解除か、期限後か
③ 代替案(別銀行など)の現実性 待つべきか、切替えるべきかが決まる 再審査の見込みと所要日数

ポイント:「通らなかった」だけでは判断できません。どの段階で、期限はいつで、代替案があるかまで見て初めて決められます。

よくある原因:売主が悪いとは限りません

ローン審査が通らない理由は、物件というより買主側の事情が多いです。

よくある理由 売主側の影響 こちらが気にする所
年収・勤続・他の借入の影響 売主は基本コントロール不可 代替案が現実的か
借入希望額が大きい 条件次第で変わることも 頭金増・借入減で成立するか
審査の進め方が遅い/書類不足 段取りで改善できる 期限内に間に合うか
物件側の条件(築年数・担保評価など) 物件によっては影響あり 別銀行で評価が変わるか

焦りポイント:ここで「じゃあ値下げします」と言うのは早いです。まず“どこで落ちたか”を確認して、代替案の筋を見てからで十分です。

次の動き:売主側が損を増やさないStep1〜3

  1. Step1:契約書で「ローン特約の期限」と解除条件を確認する(いつまでに、何が必要か)
  2. Step2:買主側の代替案を確認する(別銀行・再審査・借入額調整など)+所要日数を聞く
  3. Step3:待つ期限を決める(例:◯日までに進捗が見えなければ再募集に切替える)

コツ:待つなら「いつまで待つ」を先に決めると、売却が止まりにくいです。期限がないと、ずっと宙に浮きます。

待つべきか?切替えるべきか?の目安

状況 待つ判断になりやすい 切替え判断になりやすい
事前審査で落ちた 別銀行で再挑戦の筋がある 理由が重く、見込みが薄い
本審査で落ちた 条件調整(借入減・頭金増)で現実性がある 期限が近く、再審査が間に合わない
期限が迫っている 日程が具体的で、書類も揃っている 説明が曖昧で、進捗が見えない

判断の軸:「希望」じゃなく、期限内に現実的に着地するかです。具体的な日程が出ないなら、切替えの準備を始めた方が安心です。

担当者に送る:確認メッセージ(コピペOK)

確認テンプレ

お世話になっております。ローン審査の件、次の判断をしたいので確認させてください。

① どの段階の審査(事前/本審査)で、どういう扱いになったか
② 契約上のローン特約の期限と、解除に必要な条件
③ 代替案(別銀行・借入額調整など)の有無と、現実的な見込み
④ 代替案を進める場合、結果が出る予定日

こちらとしては、待つ場合でも期限を決めて進めたいです。進め方の提案もお願いします。

再募集の準備:待っている間にやっておくとラク

「待つ」と決めても、ゼロ待ちはもったいないです。

この間に、再募集の準備だけ整えておくと、ダメだった時の立て直しが早いです。

  • 掲載内容(写真・コメント)の改善案を先に作る
  • 内覧枠の確保(次の週末など)
  • 価格以外の条件(引渡し時期、残置物など)の整理

狙い:審査がダメでも「すぐ再スタートできる状態」を作っておくこと。ここがあると、精神的にもラクです。

質問と回答

質問:ローンが通らないなら、すぐ値下げした方がいい?

回答:早いです。まずは「どの段階で落ちたか」「代替案があるか」を確認します。買主側の事情で落ちているなら、値下げしても解決しないことが多いです。

質問:どれくらい待つのが普通?

回答:ケースで違いますが、大事なのは「期限を決めて待つ」ことです。結果が出る予定日が言えない状態なら、待ち続けない方が安全です。

質問:契約後にローンがダメになったらどうなる?

回答:契約条項(ローン特約の内容や期限)で扱いが変わります。感覚で判断せず、契約書の条件を担当者と一緒に確認して進めるのが安全です。

まとめ:ローン不調は「段階・期限・代替案」で冷静に決められる

  • まず確認するのは「どの段階で落ちたか」「期限」「代替案の見込み」
  • 待つなら、必ず“待つ期限”を決める
  • 値下げは最後。買主側の事情なら下げても効きにくい
  • 待っている間に再募集の準備を整えると立て直しが早い

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