不動産売却 ローン完済の費用|抵当権抹消の考え方と段取り

住宅ローンが残っていても売却は可能。ポイントは「残債の確認」「完済の当日段取り」「抵当権抹消の費用と流れ」。決済日に慌てないためのチェック順を整理します。

ローン完済の費用:抵当権抹消の考え方

ローンが残っている家を売るとき、急に不安が強くなるのが「完済ってどうやるの?」問題です。

査定や相場より、むしろここで手が止まる人が多いです。

このページでは、ローン完済と抵当権抹消の話を、決済日に慌てない順番で整理します。

このページで整理できること

  • ローンが残っていても売れる理由(基本の考え方)
  • 完済で動くお金(費用の全体像)
  • 抵当権抹消の流れと、決済日の段取り
  • 事前に確認したいチェック項目

結論:売却代金でローンを完済し、同日に抵当権を外す。ここがセットです

住宅ローンが残っていても、売却は可能です。

多くの場合は、売却代金でローン残債を完済して、同じ日に抵当権を抹消します。

この「同じ日」がポイントで、買主側は抵当権が残ったままの物件を受け取りたくないので、決済日当日にまとめて動きます。

やること なぜ必要? 誰が動く?
残債の確定 完済に必要な金額が分からないと決済できない 売主+金融機関
完済(返済) ローンをゼロにする 売主(売却代金から支払い)
抵当権抹消 買主が安心して所有できる状態にする 司法書士+金融機関

イメージ:決済日は「お金が動く日」+「名義と抵当権が動く日」。ここを一日でまとめるから、段取りが大事です。

完済で動くお金:費用は「残債」と「手続き費用」に分かれます

完済まわりで動くのは、ローン残債だけではありません。

細かいですが、当日に慌てやすいので先に置きます。

項目 内容 メモ
ローン残債 完済に必要な元本+利息等 「完済日」で金額が変わる
繰上返済手数料等 金融機関の条件による 無料のケースもある
抵当権抹消の登録免許税 登記でかかる税金 不動産の個数で増える
司法書士報酬 登記手続きの依頼費 決済の段取り込みで依頼することが多い

独り言:「残債だけ見て安心してたら、当日に別の費用が出てきた」って地味に焦ります。先に一覧で置いとくのが一番ラクです。

抵当権抹消の流れ(決済日に起きること)

決済日って、雰囲気が“銀行イベント”になります。

ざっくりの流れを知っておくと安心です。

順番 何をする? よくある場所
1 必要書類の確認(本人確認・印鑑など) 金融機関 or 司法書士の同席
2 買主から売買代金の入金 売主口座(当日着金)
3 売主がローンを完済(残債を返済) 同じ金融機関内で処理されることが多い
4 金融機関が抵当権抹消書類を出す 司法書士へ渡る
5 司法書士が登記申請(名義変更+抵当権抹消) 法務局へ
6 鍵の引き渡し等 最後にまとめて

ここが要:「入金→完済→抹消書類→登記申請」が同日に繋がっているので、1つ遅れると全部ずれます。だから事前準備が効きます。

決済日に慌てないための事前チェック(これだけで事故が減る)

  1. Step1:金融機関に「完済に必要な金額」を事前に出してもらう(完済予定日ベース)
  2. Step2:繰上返済手数料や必要書類を確認する
  3. Step3:司法書士と「決済日の段取り」を共有する(集合時間・場所・持ち物)
確認したいこと 聞き方の例
完済金額(完済予定日) 「◯月◯日完済で、必要金額を教えてください」
当日の持ち物 「本人確認・印鑑・通帳など、必要なもの一覧ください」
抹消書類の受け渡し 「抹消書類は当日どなたが受け取りますか?」

小さな失敗あるある:完済の書類を取り寄せるのが遅れて、決済日が後ろにずれる。スケジュールが動くと、引っ越しや仮住まいにも波及するので、早めの確認が本当に効きます。

質問と回答:ローン完済まわりの不安

質問:ローンが残っていても売れますか?

回答:多くのケースで売れます。売却代金でローンを完済し、同日に抵当権を外すのが一般的です。大事なのは「完済金額」と「決済日の段取り」を先に固めることです。

質問:抵当権抹消って自分でできますか?

回答:できなくはありませんが、決済日当日の流れとセットになるので、実務では司法書士に依頼することが多いです。段取りをまとめて任せた方が事故が減ります。

質問:完済金額っていつ確定する?

回答:完済予定日ベースで金融機関が金額を出します。日付で利息等が変わるので、決済日が決まったら早めに確認するのが安心です。

まとめ:完済と抵当権抹消は「同日にセット」。事前準備が勝ちです

  • 売却代金で完済し、同日に抵当権を抹消するのが一般的
  • 費用は「残債」+「手続き費用(登記・司法書士等)」
  • 完済金額の確認と、決済日の段取り共有を早めに

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