築古戸建てを売る時って、「現状渡しでいけますか?」が最初に出やすい悩みです。
結論から言うと、現状渡しで売れることは多いです。
ただし、現状渡しは“楽”というより、揉めやすい所を先に整えておく必要がある売り方なんですよね。
この記事で持ち帰れること(ポイント)
築古戸建ての現状渡しで話がこじれやすいのは、だいたいこの3つです。
| 軸 | 揉めやすい所 | 先に整えると強いこと |
|---|---|---|
| 見えない不安 | 雨漏り・シロアリ・配管・基礎など | 状態を言葉にする(点検・写真・メモ) |
| 境界 | 境界標、越境、面積のズレ | 資料と現地状況を整理して出す |
| 説明不足 | 後出しで話が変わる、記憶頼み | 「分かる範囲で」先に開示する |
ポイント:現状渡しは「直さない」ではなく、不安を残さないが大事です。不安が残るほど、値下げ交渉が強くなります。
現状渡しで進むかは、物件の状態というより「買う側が想像する不安の大きさ」で決まりやすいです。
| 動きやすい | 止まりやすい |
|---|---|
| 土地の条件が良く、買い手がつきやすい | 境界が曖昧で、越境っぽい物がある |
| リフォーム前提の買い手が多いエリア | 雨漏り・シロアリなど「重大そうな不安」が残る |
| 状態が説明でき、後出しが出にくい | 資料がほぼ無く、説明が曖昧になりそう |
ひとこと:築古は「直して売る」より、状態を説明できる方が失敗を減らします。ここが整うと、現状渡しでも話が進みやすいです。
築古で一番やっかいなのは、実際に問題があるかどうかより、「ありそう」と思われることです。
疑われるほど、買う側は守りに入ります。
疑われやすいサイン
ここでの先回りは、「完璧に直す」ではなく、状態を言葉にして出せるようにすることです。
点検や調査までやるかはケース次第ですが、少なくとも写真とメモで整理しておくと強いです。
建物は古くても、境界がはっきりしていれば買う側は判断しやすいです。
逆に境界が曖昧だと、現状渡しでも話が止まりやすいです。
| 境界で止まりやすい例 | 買う側の不安 | 先にやること |
|---|---|---|
| 境界標がない/見つからない | 隣地トラブルが怖い | 現地確認→資料確認→状況整理 |
| 塀・樹木・配管が越境っぽい | 撤去や負担が読めない | 触らず写真で整理して相談 |
| 登記面積と感覚が違う | 価格精算や測量の話になる | 過去資料(測量図)を探す |
コツ:「境界を確定するか」は後でいいです。まずは境界の状況を説明できるようにするだけで、査定も売り方も決めやすくなります。
現状渡しで揉めるのは、直していないことより、「聞いてない」が出ることです。
後出しになりやすい例
これ、悪意じゃなくて“うっかり”で起きます。
だからこそ、分かる範囲でメモにして、最初に共有する方が安全です。
比べ方:査定額が高いかより、「不安点をどう扱うか(売り方の筋)」が具体的な会社の方が、話がこじれにくいです。
回答:されるケースもありますが、必ずではありません。大事なのは「不安の大きさ」です。不安が大きいほど守りの交渉になります。逆に、状態が説明できて不安が減ると、現状渡しでも条件が整いやすいです。
回答:不安が強いなら検討の価値があります。理由は、結果が「問題なし」でも「範囲が限定」でも、説明材料になって守りの見立てになりにくいからです。まずは査定で影響を聞いてから決めるのが早いです。
回答:売れます。ただ、写真と内覧の印象が落ちると、古さが強調されやすいです。全部やるより、玄関・リビング・水回りだけ整える方が現実的で効きやすいです。