不動産の売却で、空気がピリッとしやすいのが「価格、どうする?」のタイミングです。
値下げを言われると嫌な気持ちになるし、かといって放置すると時間だけ過ぎる。
ここは感情でぶつかるより、“決め方の型”を先に作っておくと、揉めにくくなります。
このページで整理できること
揉める原因は、たいていこれです。
なので最初から、合意の作り方をこう決めてしまうのがラクです。
①数字:問い合わせ数/内見数/内見後の反応(何が気にされたか)
②期限:「いつまで現価格でやって、何が起きなければ次の手を打つか」
ポイント:価格は“気持ち”の話になりやすいので、先に判断のルールを作っておくと落ち着きます。
「いつ下げる?」は正解が1つじゃないです。
でも、検討のスイッチになりやすいパターンはだいたい3つにまとまります。
| よくある状況 | 起きていること | 次に確認したいこと |
|---|---|---|
| ① そもそも反響が少ない | 見られていない/検索に引っかかりにくい | 掲載先、写真、タイトル、見せ方(価格以外の要因) |
| ② 反響はあるのに内見が入らない | 入口で止まっている | 情報不足(写真・間取り・説明文)/内見調整のハードル |
| ③ 内見はあるのに決まらない | 現場で引っかかる要素がある | 内見後の具体的な指摘(臭い・日当たり・音・管理状態など) |
ここ大事:①〜③で打ち手が変わります。価格だけで解決しようとすると、同じ所で止まりやすいです。
価格変更=値下げ、になりがちなんですが、先に別案を持っておくと、気持ちの摩擦が減ります。
| 調整案 | 効く場面 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 写真の差し替え・追加 | 反響が少ない/内見が入らない | 明るさ、広さの伝わり方、生活感の整理 |
| 説明文の修正(弱点の扱い方) | 問い合わせはあるが深掘りされない | 不利点を隠さず、対策・事実で安心させる |
| 内見の受けやすさ調整 | 内見が組めず流れる | 土日枠、鍵の扱い、当日対応の可否 |
| 条件面の整理(引き渡し時期など) | 内見後に迷われる | 買主が不安に思う「段取り」を軽くする |
言い方のコツ:「下げるかどうか」だけにしないで、まず調整で反応が変わるかを確認すると、合意が作りやすいです。
価格変更をスムーズにする手順は、シンプルです。
期限の例(言い方)
「下げましょう」って言葉より、ズレが出やすいのは細かい運用です。
| ズレやすい所 | 起きやすいこと | 先に揃える一言 |
|---|---|---|
| 変更の単位 | 小刻みに変えて、判断がぼやける | 「変更は月1回まで、みたいに整理できますか?」 |
| 変更の理由 | 説明が薄いと納得できない | 「根拠(反響・内見・競合)をセットでください」 |
| やることの順番 | 価格だけ触って、他が何も変わらない | 「写真・説明文の調整も同時に入れたいです」 |
価格は“押し問答”に見えやすいので、根拠→期限→次の動きの順番にすると、会話が整いやすいです。
そのまま送れる文
売出価格について相談です。感覚ではなく、判断材料を揃えて合意を作りたいです。
①直近の反響数(問い合わせ・内見)と、内見後の具体的な反応を共有してください
②価格以外に調整できる点(写真・掲載・説明文・内見の受けやすさ)を提案してください
③「いつまで現価格で動かすか」の期限を決めたいです(例:2週間/月末まで)
④期限までに反応が変わらない場合の次の手(価格変更の幅や別調整)も合わせて整理したいです
回答:すぐ決めなくて大丈夫です。まずは「反響・内見・指摘」の数字と内容を揃えて、価格以外の調整案も一緒に出してもらうと判断が落ち着きます。
回答:その場合は価格だけが原因じゃない可能性があります。写真・説明文・内見の受けやすさ・現場の指摘(匂い、音、管理状態など)を一度整理して、どこで止まっているかを見た方が早いです。
回答:「下げたくない」より「判断できる材料がほしい」で言う方が穏やかです。根拠(数字)と期限(いつ判断するか)をセットにすると、会話が感情から離れやすいです。