内覧から契約まで:止まりやすい所|申込みが出ない原因と整える順番

不動産売却で内覧〜申込み〜契約が止まる原因を「内覧が入らない/内覧後に申込みが出ない/条件調整が長引く」で整理。先に整えるポイントと当日の流れ、確認リストをまとめます。

内覧から契約まで:止まりやすい所と、申込みまで近づける順番

内覧までは進むのに、なぜか申込みが入らない。

逆に、内覧がそもそも入らず、待っているだけで心が落ち着かない。

ここは運ではなく、止まる場所がだいたい決まっていて、手当ても決まっています。順番だけ整えましょう。

このページで整理できること

  • 内覧〜契約で止まりやすい「3か所」と原因の見分け
  • 内覧当日に効く整え方(やることを増やさない)
  • 申込みが出る確率を上げる、条件調整の進め方

結論:止まるのは3か所、先に直す順番がある

結論からいきます。内覧〜契約で止まるのは、ほぼこの3か所です。

止まる場所 よくある状態 優先して直すこと
①内覧が入らない 問合せはあるのに内覧が決まらない/そもそも反応が薄い 写真・情報・内覧枠(受け方)を整える
②内覧はあるのに申込みが出ない 「いいですね」で終わる/次が続かない 引っかかりを特定して、説明・条件・見せ方を調整
③申込み〜契約で長引く 条件調整が伸びる/日程が決まらない 譲れない条件を1つに絞り、引渡し日を軸にする

大事な見方:「値段が高いのかな…」と感じても、まずは止まっている場所を決めてから手を入れる方が、気持ちがラクです。

①内覧が入らない:見直すのは「価格」より先にここ

内覧が入らない時、価格だけを動かす前に見てほしい所があります。ここが整うと、動きが出やすいです。

確認ポイント ありがちな状態 整え方(軽くでOK)
写真 暗い/枚数が少ない/生活感が強すぎる 明るい時間に撮り直し、入口→リビング→水回り→収納の順で揃える
情報の出し方 事務的で、暮らしの想像が湧かない 「駅までの歩き方」「日当たりの時間帯」など、生活の一言を足す
内覧枠(受け方) 候補が少なく、日程が合わない 週に1〜2回でもいいので、固定枠を作る(例:土曜午前)
連絡の速さ 返事が遅く、機会が流れる 不動産会社と「当日中返信」など基準を合わせる

内覧が入りやすくなる“小さな工夫”

  • 内覧可能な枠を「2つ」だけ固定して出す(例:土曜10-12/日曜14-16)
  • 鍵の受け渡し方法を先に決める(立会い/キーボックス等)
  • 写真は“明るさ”が命。晴れの日の午前に撮るだけで印象が変わります

小さな失敗(ありがち)

内覧希望が来ても「その日は無理です」を何回か続けたら、自然に話が流れました。後で思うと、相手は悪くないんですよね。こちらが受けられる枠を最初から置いておくだけで、こういうすれ違いは減ります。

②内覧はあるのに申込みが出ない:引っかかりの拾い方

内覧があるのに申込みが出ない時は、「現地で何かが引っかかっている」ことが多いです。ここは当て勘ではなく、引っかかりを拾うのが先です。

引っかかりの種類 よくある例 手当ての方向
現地で初めて分かる におい/音/日当たり/動線 原因の説明+対策の提示(できる範囲で)
不安が残る 修繕履歴が曖昧/管理状況が見えない 資料を揃えて説明を短くする
条件が合わない 引渡し時期/残置物/設備の扱い 譲れない条件を1つに絞り、それ以外で調整する
比較で負ける 同価格帯の別物件が強い 強みを3点に絞って見せ方を揃える

拾い方のコツ:「何が気になりましたか?」と聞くより、選ばれなかった理由を軽く聞く方が情報が出やすいです(不動産会社経由でOK)。

内覧当日の流れ:見せ方は“3点だけ”で十分

内覧当日に、全部を良く見せようとすると疲れます。ポイントは3点だけ決めておくことです。

場面 やること 一言で言うなら
玄関〜入口 明るさ・空気・匂いの確認 第一印象を軽くする
見せる順番 リビング→水回り→収納→部屋 迷わせない
説明 強みは3点だけ/気になる所は先に触れる 後で揉めにくい
終了時 「決め手になりそうな所」を一つ聞く 引っかかりを拾う

“強み3点”の作り方(例)

  • 駅からの動線(歩きやすさ、夜の明るさ)
  • 日当たりの時間帯(午前が強い/午後が明るい等)
  • 収納・家事動線(キッチン→洗面→物干しの距離)

気になる所の扱い:隠すより、短く言ってしまった方が安心されやすいです。たとえば「夕方は少し道路の音がしますが、窓を閉めるとこのくらいです」のように、現実ラインを出します。

③申込み〜契約で長引く:条件調整を軽くするコツ

申込みが入ったら、次は条件調整です。ここで長引くのは、「全部を守ろうとして話が複雑になる」パターンが多いです。

決めておくこと 理由
譲れない条件を1つ 交渉が一本筋になります 引渡し日/価格の下限/残置物の範囲 など
調整できる条件 ここでまとまりやすくなります 引渡し時期の幅/設備の扱い/小さな修繕対応 など
日程の軸 契約〜引渡しがスムーズになります 引渡し希望日を先に置く

条件調整がラクになる言い方

  • 「ここだけは外せません」を1つに絞る
  • それ以外は「この範囲なら調整できます」と幅で出す
  • 引渡し日は「候補日を2つ」出す(決まりやすい)

今日からの進め方:Step1〜3

迷いが強いときほど、やることを増やさず、順番に戻します。

  1. Step1:止まっている場所を決める(内覧が入らない/内覧後に申込みがない/条件調整が伸びる)
  2. Step2:価格の前に、写真・情報・内覧枠を整える(直せる所を1つだけ)
  3. Step3:内覧後は「引っかかり」を拾って、説明・条件を軽く調整する(譲れない条件は1つ)

独り言:この工程って、真面目にやろうとするほど疲れます。なので「3点だけ」「1つだけ」を合言葉にすると、続けやすいです。

質問と回答:内覧・申込みの不安

質問:内覧前に、リフォームした方がいいですか?

回答:期限がある場合は特に慎重に。工期が入ります。まずは写真・情報・内覧の受け方で改善できるかを見て、現地の引っかかりが「直すしかない」のかを確認してからでも遅くありません。

質問:内覧のたびに完璧に片付けないとダメ?

回答:完璧より、明るさ・匂い・動線の方が効きやすいです。疲れ切って続かないより、毎回できる範囲を固定する方が安定します。

質問:申込みが出たのに、話が流れることはありますか?

回答:ゼロではありません。だからこそ、条件調整は複雑にしすぎず、譲れない条件を1つに絞って進める方がまとまりやすいです。

まとめ:今日やること

  • ① 止まっている場所を決める(内覧/申込み/条件調整のどこか)
  • ② 写真・情報・内覧枠を整える(直すのは1つだけ)
  • ③ 内覧後は「引っかかり」を拾い、譲れない条件を1つに絞る

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