不動産売却で一番しんどいのって、「いくらで売れるか」より先に、お金の見通しがふわっとして不安が増えるところなんですよね。
だからこのカテゴリでは、相場の話の前に、まず手取り(最終的に手元に残るお金)を見える化します。
ここが分かると、査定の数字に振り回されにくくなります。
このカテゴリで持ち帰れるもの(ポイント)
売却の判断で大事なのは「高く売れそう」よりも、売ったあとに、何がどれだけ残るかです。
相場はブレます。でも手取りの計算は、先に形にできます。
先に決めたい判断軸(3つ)
「相場=査定額」と思うと、ここで迷いが増えます。
相場はざっくり言うと、次の3つが混ざって見えるからです。
| 見え方 | それって何? | 注意点 |
|---|---|---|
| 売出し価格 | 市場に出すときの希望価格 | 高めに出ている情報も多い |
| 査定額 | 不動産会社が提示する目安 | 根拠(なぜその数字か)を確認しないと判断できない |
| 成約価格 | 実際に決まった価格 | 条件(時期・状態・交渉)で前後する |
見るポイントは「数字」より「根拠の形」
数字がキレイでも、根拠が薄いと不安が残ります。
逆に、根拠が整理されていると、売出し価格をどう置くかの判断がラクになります。
売却で出ていくお金は、「必ず発生しやすい物」と「状況で発生する物」に分かれます。
まずは分類だけでOKです。ここが見えると、変な不安が減ります。
| 分類 | 主な内容 | 発生しやすいタイミング |
|---|---|---|
| 売却に伴う費用 | 仲介手数料(仲介の場合)/契約関連の費用 | 契約〜引き渡し |
| ローン関係 | 住宅ローン残債の精算/抵当権抹消などの手続き | 引き渡し前後 |
| 状況で出やすい費用 | 測量/境界確認/修繕・片付け/解体(必要な場合) | 売出し前〜契約前 |
| 税金 | 売却益が出た場合の税金(条件で変わる) | 売却後(申告のタイミング) |
「あとから痛い」になりやすい所
難しく考えなくて大丈夫です。
手取りは、まずこの形で考えると分かりやすいです。
手取り(目安)
売却価格 − 住宅ローン残債 − 売却にかかる費用 − 税金(発生する場合)
| 項目 | 先に把握しやすい? | メモの取り方 |
|---|---|---|
| 住宅ローン残債 | 把握しやすい | 金融機関の残高(概算でOK) |
| 売却にかかる費用 | 概算しやすい | 「必ず系」と「状況次第」を分ける |
| 税金 | 条件次第 | 利益が出そうか/特例が絡みそうかをメモ |
……この形があるだけで、「査定が高い・低い」で一喜一憂しにくくなります。
ここも、全部を一気に決めなくて大丈夫です。
今日やるのは、この3つだけでOKです。
| Step | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 1 | ローン残債を一言でメモ | 「だいたい○○万円くらい」でもOK |
| 2 | 費用を「必ず系/状況次第」で分ける | 測量・片付け・修繕が絡みそうかだけ書く |
| 3 | 手取りの最低ラインを決める | 住み替え資金、残したい金額など |
ひとこと:「最低ライン」が決まると、売出し方針や売り方の分岐がスッと整いやすいです。
回答:そのままと思わない方が安心です。査定は「目安」なので、根拠の形(事例・条件・販売の道筋)が揃っているかで見ていくと判断しやすいです。
回答:気持ち、すごく分かります。だから先に「必ず出る物」と「状況次第」を分けるのが効きます。全部を今すぐ確定しなくても、分類できた時点で前に進めます。
回答:必ずではないです。利益が出たかどうか、条件や特例の有無で変わります。まずは「利益が出そうかも?」だけメモして、必要なら専門家に確認する流れが安心です。