不動産売却って、手続きの種類が多いぶん「結局、いつ何をやるの?」が見えなくなりやすいです。
ここでは、全体のタイムラインを先に1枚で整理して、遅れやすい所も一緒に押さえます。
このカテゴリで分かること
- 売却の全体像(最初〜引き渡しまで)
- 仲介/買取/リースバックの期間感の違い
- 遅れやすいポイント(先に避ける)
まず結論:期間は「売り方」で変わる
売却の期間は、物件の条件より前に、売り方(仲介/買取/リースバック)でガラッと変わります。
| 売り方 |
期間の目安 |
こんな時に選ばれやすい |
止まりやすい所 |
| 仲介(一般的) |
2〜6か月程度(状況で前後) |
時間に少し余裕がある/納得して進めたい |
売出し条件(価格・時期)と内見対応 |
| 買取(不動産会社が買う) |
数週間〜1〜2か月程度 |
急ぎたい/手間を減らしたい/近所に知られたくない |
必要書類の準備、境界・権利関係の確認 |
| リースバック |
数週間〜2か月程度 |
売却後も住み続けたい/住み替え猶予が欲しい |
賃料条件や契約条件の確認 |
ポイント:「いつまでに売りたいか」を先に決めると、売り方が自然に絞れて、期間の見通しが立ちます。
全体タイムライン(最初〜引き渡し)
ここから先は、売り方が違っても共通しやすい「流れ」を、順番で並べます。
| フェーズ |
やること |
決めること |
よくあるつまずき |
| ① 準備 |
情報整理/必要書類の目星/査定の目的を決める |
期限・手間・避けたい地雷 |
連絡が増えて整理できない |
| ② 査定・比較 |
査定結果の読み取り/担当者の動き方を見る |
「どこに任せるか」の判断軸 |
金額だけで決めて後で不安が増える |
| ③ 売出し(仲介の場合) |
媒介契約/売出し条件決定/掲載・内見対応 |
価格・内見対応のスタンス |
価格の迷いで時間が伸びる |
| ④ 申込み〜契約 |
条件交渉/重要事項説明/売買契約 |
引き渡し時期・付帯設備の扱い |
確認不足で後から揉めやすい |
| ⑤ 引き渡し |
残代金決済/鍵の引き渡し/各種精算 |
引越し段取り(住み替えなら特に) |
段取りが詰まって焦る |
ざっくりのイメージ
- 仲介:「売出し〜内見」の期間が一番ブレる
- 買取:「書類・権利関係」の整理が早さを左右する
- リースバック:「契約条件の確認」で納得できるかが大事
遅れやすい所(ここで止まりやすい)
タイムラインが伸びる原因は、だいたい決まっています。
先に知っておくだけで、余計な遠回りが減ります。
遅れやすい原因 5つ
- 期限が決まっていない(仲介/買取の分岐がずっと揺れる)
- 査定の目的が曖昧(相場確認なのか、売却前提なのかが混ざる)
- 媒介契約の理解不足(報告頻度・販売活動が見えにくい)
- 売出し価格で迷い続ける(結局、判断が先送りになる)
- 住み替えの段取りが後回し(引き渡し時期で揉めやすい)
見分けのコツ(ひとこと)
- 「いま決める話」と「後で決めていい話」が混ざった瞬間に、時間が伸びます
- いま決めるのは、期限・手間・避けたい地雷の3つだけで十分です
今日やること(手間を増やさない3ステップ)
全部を一度に決めようとすると、逆に迷いが増えます。
今日はこの3つだけでOKです。
| Step |
やること |
目安 |
| 1 |
期限を一言で決める |
「最短/半年以内/急がない」 |
| 2 |
手間の許容ラインを決める |
内見対応・連絡頻度がどこまで平気か |
| 3 |
避けたい地雷を1つ書く |
例:近所に知られたくない/強引な営業は無理/追加費用が怖い |
……ここまで決まると、次に見るべき情報が自然に揃います。
質問と回答:期間で不安が出やすい所
質問:いつから動けばいい?「まだ迷ってる」段階でも早い?
回答:早すぎることはないです。ただ、最初は「相場を知りたい」「半年以内に売る前提で見通しを立てたい」みたいに、目的を1つに絞ると混乱しにくいです。
質問:住み替えがあると、期間はどれくらい見ておけばいい?
回答:住み替えは「売る」と「次の住まい」の2本立てになるので、引き渡し時期の調整が焦点になります。期限を先に決めて、引き渡しの希望時期を早めに言葉にしておくと進めやすいです。
質問:急ぎたい。どこが一番ボトルネックになりやすい?
回答:多いのは書類の準備と権利関係の確認です。ここが整っていると、買取も含めて選択肢が広がりやすいです。
まとめ
- 期間は「仲介/買取/リースバック」で大きく変わる
- 全体は「準備→査定→売出し→契約→引き渡し」の順
- 遅れやすい原因は、期限・目的・契約理解・価格迷い・住み替え段取り
- 今日は「期限・手間・地雷」だけ決めれば十分